オリンピックの誕生





ピエール・ド・クーベルタン男爵(1863−1937)


★フランス・パリの名家に生まれ、士官学校中退の経歴の持ち主。そんな“お坊ちゃま”を五輪再興への運動に向かわせたのは、幼少期に起きたプロシアとの普仏戦争だったといわれる。母国の敗戦は兵士の体格のせいという思いから、スポーツと教育への関心を深めた。20歳のとき、パブリックスクールなど英米の学校教育システムを学ぶうち、スポーツ教育に強い感銘を受け、29歳の1892年にパリのソルボンヌ大学で「ルネッサンス・オリンピック」と題する講演で、古代ギリシャのオリンピックの復興を提唱した。

★第2代国際オリンピック委員会(IOC)会長も務めた。

★有名な言葉:「オリンピックで重要なことは勝つことではなく参加することである。人生で重要なことは勝利ではなく努力することである。勝ち取ったという結果ではなく、よく戦ったということが大切なのだ。この考え方を広げてゆけば、もっと強くもっと勇敢な、そして何よりもより節操のある度量の大きな人間が育ってゆくだろう。」

★ピエール・ド・クーベルタン男爵は、ピストル射撃の愛好者

★オリンピックのマーク「五輪の輪」を考えたのもこの人。

★1位から3位までになった選手に、金・銀・銅のメダルを渡す事を考えたのもこの人。